結婚したいと言いながら行動できない人の心理
繊細さんのための婚活ロードマップ

こんにちは、縁の庭-en no niwa-カウンセラーの亜実です。

「結婚したい」という願いを持ちながらも、なかなか行動に移せない。
その背景には、人それぞれ異なる理由があります。
特にHSP(Highly Sensitive Person)の方や、感受性の高い繊細さんは、一般的な婚活の進め方では、心が疲れてしまったり、一歩踏み出すのが怖くなってしまったりすることも少なくありません。

 

今日は、あなたの繊細な心に寄り添いながら、それぞれのケースに合わせた婚活のアドバイスをさせていただきます。

もくじ

結婚したいのに行動できない女性の特徴と対処法

【ケース1】婚活が怖いAさん
過去の痛みを乗り越え、安心できる一歩を

結婚したいと願いつつも、10年が経ってしまったAさん。
仕事では素晴らしい実績をお持ちで、容姿も麗しいとのこと。
しかし、「婚活したら上手くいきますか?」「いつ始めたら結婚できますか?」とご相談ばかりで、一向に行動に移せないのです。

詳しくお話を伺うと、過去の恋愛の失敗が深く心に刻まれ、「どうせまた失敗するのでは?」「また失敗したらもう立ち直れないかも」と、婚活そのものへの強い恐怖を感じていらっしゃるご様子。
繊細なAさんにとって、過去の経験はより鮮明に、そして深く心に残るものです。
その感情が、新しい一歩を踏み出すことを妨げているのかもしれません。


考えられる主な原因(HSP・繊細さんの視点から)

  • 過去の失敗体験への過度な反芻: 一度うまくいかなかった経験が、頭の中で何度も繰り返され、未来の不安へと繋がっている。
  • 他者の評価への敏感さ: 婚活という場で、自分の価値が測られることへの強い抵抗感や恐れ。
  • 「失敗」がもたらす心のダメージへの予測: 次に傷つくことがあったら、もう立ち直れないかもしれないという強い不安。
  • 完璧主義と理想の高さ: 「完璧でなければ」という思いが、行動を阻んでしまう。

 

Aさんへの優しいアドバイス:

  1. 「怖い」という気持ちを否定しない: まずは「怖い」と感じる自分の心をそのまま受け止めてあげましょう。
    その感情は、あなたが繊細で、過去の経験から多くを学んだ証拠です。
  2. 成功体験への着目: 過去の恋愛全てが失敗だったわけではないはずです。
    楽しかったことや、相手の良い面を見つけられた瞬間など、ポジティブな経験にも目を向けてみましょう。
  3. 小さな「安心」から始める: いきなり多くの人と会う必要はありません。まずは「安心できる場所」での情報収集から始めませんか?
    例えば、信頼できる婚活カウンセラーとじっくり話す、マッチングアプリのプロフィールを眺めるだけ、といった「準備」の段階からで大丈夫です。
  4. 「失敗」の定義を変える: 婚活における「失敗」とは、必ずしも「結婚に至らないこと」だけではありません。
    新しい人との出会いを通じて得られる気づきや学び、自分自身を深く知る機会と捉えれば、全てが意味のある経験になります。
  5. 自己肯定感を育む習慣: 日常の中で、自分が「できたこと」や「頑張ったこと」を小さなことでも見つけて、褒めてあげる習慣をつけましょう。自分を大切にする心が、婚活への勇気を育みます。
  6. 完璧を目指さなず、ありのままの自分を受け入れる: 婚活の場でも、全てをさらけ出す必要はありません。
    あなたのありのままの魅力は必ず伝わります。自分を偽らず、素直な気持ちでいることが、最終的に良いご縁を引き寄せます。

【ケース2】準備が出来ていないBさん
完璧を手放し、今ある幸せに目を向ける

結婚したら子供は3人欲しいと望むBさん。
年齢的な焦りを感じつつも、「時間がなくて」「ダイエットしてから」と準備が整っていないことを理由に、婚活になかなか踏み出せずにいらっしゃいます。
お仕事が忙しいのはよくわかりますが、ダイエット目標は今より15キロ減と、かなり高めの設定です。

「少しふくよかな女性が好きな男性は多いですよ」とアドバイスしても、「必ず痩せて、スレンダードレスで式を挙げます!」とBさんの気持ちは変わりません。
自分に完璧を求める分、お相手に求める条件も外見・学歴・年収すべてにおいて厳しめ。
これはまさに「完璧主義」と「高すぎる理想」のせいで婚活がスタートできない典型的なパターンと言えるでしょう。
繊細なBさんは、理想のイメージを強く持ちすぎて、現実とのギャップに苦しんでいるのかもしれません。

 

考えられる主な原因(HSP・繊細さんの視点から):

  • 理想像の固定化と柔軟性の欠如: 「こうあるべき」という完璧なイメージが強く、そこから外れることを極度に恐れる。
  • 未来への過度な予測と不安: 結婚後の子育てや生活を深く考えすぎてしまい、今完璧に準備しなければならないというプレッシャーを感じる。
  • 自己受容の難しさ: 今の自分自身を受け入れることができず、理想の自分にならなければ幸せになれないと思い込んでいる。
  • 「こうでなければならない」という強い思い込み: 周囲の期待や社会の基準に敏感に反応し、それに合わせて自分を完璧にしようとする。

 

Bさんへの優しいアドバイス:

  1. 「今」の自分を受け入れる優しい心を持つ: ダイエットや仕事の状況など、今の自分を否定するのではなく、まず受け入れてみませんか?
    「必ず痩せてから」という目標は素晴らしいですが、それによって婚活のチャンスを逃してしまうのはもったいないことです。
    今のあなたにも、たくさんの魅力があります。
  2. 「完璧」の基準を問い直す: Bさんの考える「完璧」とは、本当に結婚に必須なものでしょうか?
    例えば、理想の体型になるまで何年もかかってしまえば、お子さんを授かるタイミングも遅れてしまうかもしれません。
    「何を優先したいのか」を改めて考えてみましょう。
  3. 「今できること」に目を向ける: 15キロ減という大きな目標の前に、「今すぐに始められる小さな一歩」から始めてみましょう。
    例えば、「毎日30分散歩する」「野菜を意識して摂る」といった、無理なく続けられることからで大丈夫です。
    婚活も同様に、まずは情報収集から始める、オンラインでプロフィールだけ作成してみるなど、小さな行動から着手してみましょう。
  4. 「理想の相手」の条件を「本当に大切なこと」に絞り込む: 外見・学歴・年収など、全てに完璧を求めると、出会いの可能性が極端に狭まってしまいます。
    本当に結婚生活で大切にしたいのは何でしょうか?
    「これだけは譲れない」という核となる条件を3つ程度に絞り込み、それ以外は柔軟に考えることで、より多くの素敵な出会いに恵まれる可能性があります。
  5. 「もし今婚活を始めたら?」と想像してみる: もし今のBさんの状態で婚活を始めたら、どんな良いことがあると思いますか?
    想像してみることで、漠然とした不安が和らぎ、ポジティブな気持ちになるかもしれません。
  6. 結婚相談所のプロに相談する: Bさんのようなタイプの方には、結婚相談所の活用も有効です。
    カウンセラーはあなたの個性や理想を理解した上で、現実的な婚活の進め方や、あなたに合うお相手の紹介をしてくれます。
    完璧主義な自分を理解してくれるプロのサポートは、安心して婚活を進める上で大きな助けとなるでしょう。

【ケース3】何とかなると思っているCさん
見ないふりの不安と向き合う優しい一歩

「やらなきゃなんですけどね~」が口癖のCさん。
プライドが高く、ご自分に自信がある発言が多いように感じます。
実際能力的に高いこともあり、これまでも「なんとかなってきた」経験が多いため、結婚も「なんとかなるっしょ」と思っておられるご様子です。

そして、「花嫁修業としてフラワーアレンジメントに通います」「着付けを教えてほしいです」など、結婚を見据えながらも婚活以外の行動には嬉々として取り組める方。
しかし、ご相談を受けるうちに、心の底には行動にブレーキをかけるプレッシャーや不安があることがわかり、自信があるどころか、悲観的になりすぎて現実から目を背けているだけだとわかりました。
繊細なCさんは、無意識のうちに現実の婚活から目をそらし、心地よい「準備」に逃避しているのかもしれません。

 

考えられる主な原因(HSP・繊細さんの視点から):

  • 傷つくことへの無意識の回避: 自分のプライドや自信が傷つく可能性のある「婚活」という現実から目を背けてしまう。
  • 「完璧な自分」への固執: これまで何でもできてきたという自負があるため、婚活でも失敗することを受け入れがたい。
  • 漠然とした不安の対象化の困難: 心の奥底にある不安を具体的に認識しづらく、別の活動で埋め合わせようとする。
  • 感受性の高さゆえのプレッシャー: 婚活という「評価される場」に、無意識のうちに強いプレッシャーを感じている。

 

Cさんへの優しいアドバイス:

  1. 「やらなきゃ」の裏にある本当の気持ちに耳を傾ける: 「やらなきゃ」という言葉の裏には、「本当は怖い」「自信がない」といった隠れた気持ちがあるのかもしれません。
    その心の声に、まずは優しく耳を傾けてみましょう。
  2. 「なんとかなる」の根拠を具体的に考えてみる: これまで「なんとかなってきた」経験は素晴らしいものですが、婚活は待っているだけでは進まない側面もあります。
    「具体的にどうなったら結婚できるのか」という具体的なプロセスを、一度冷静に考えてみましょう。
  3. 「花嫁修業」を「婚活の準備」に繋げる工夫: フラワーアレンジメントや着付けなど、結婚生活に役立つスキルを身につけることは素晴らしいことです。
    ですが、それらが婚活にどう繋がるのかを明確に意識してみませんか?例えば、「素敵な和服姿でプロフィール写真を撮る」「趣味を通して共通の話題を見つける」など、婚活とリンクさせる視点を持ってみましょう。
  4. 小さな「不完全」を受け入れる練習: 完璧主義のCさんにとっては難しいかもしれませんが、「完璧でなくても一歩踏み出す」ことを試してみませんか?
    例えば、いきなり結婚相談所に登録するのではなく、まずはオンラインのプロフィールを少しだけ作ってみる、というような小さな行動で大丈夫です。
  5. 信頼できる人に本音を話してみる: プライドが高いCさんにとって難しいかもしれませんが、信頼できる友人や家族、あるいは婚活カウンセラーに心の奥にある不安を正直に話してみることで、気持ちが楽になったり、新たな視点が見つかったりすることがあります。
  6. 婚活における「失敗」の捉え方を変える: 婚活における「うまくいかないこと」は、決してCさんの価値を下げるものではありません。
    それは、「自分に合う人を見つけるための情報」であり、「次に活かせる学び」です。
    全てが成功でなくても大丈夫、という気持ちで臨んでみましょう。

 

【ケース4】何をすべきかわかっていないDさん
行動力を「成果」に繋げる方向転換

「○○さんとの相性と二人の未来を見てください」と、毎回いろんな男性との相性と未来を相談してくださるDさん。

お相手は彼氏でもなく告白すらされていない男性だったり、中にはふと見かけた会話したこともない男性まで、何年も前に占い師に言われた「29歳でお金持ちと結婚する」という結果にこだわり、すべての出会う男性との相性を次々と調べておられます。

そして、お休みになると縁結びの神社をめぐりお守りを集め、腕には恋愛運を高めるブレスレットがじゃらじゃら。
「早く結婚したい」「どうしたら結婚できますか?」と言いつつ、何から手を付ければいいかわからないと、占いと神頼みに精を出しておられるご様子。
フットワークが軽く行動力はあるものの、結婚に結びつく行動ができていないのは、最初の第一歩が分かっていない、または間違っているということもあるのです。
繊細なDさんは、不確かな未来への不安を、スピリチュアルなものに頼ることで解消しようとしているのかもしれません。

 

考えられる主な原因(HSP・繊細さんの視点から):

  • 未来への漠然とした不安: 「結婚したいけれど、どうなるかわからない」という不安から、占いやお守りなど、目に見えない力に頼ってしまう。
  • 意思決定の困難さ: 多くの情報や選択肢の中で、自分でどう行動すべきか判断しきれない。
  • 他者からの暗示への敏感さ: 占い師の言葉など、外部からの情報に強く影響されやすい。
  • 「行動している」という安心感の追求: 婚活に直結しない行動であっても、何かをしていることで安心感を得ようとする。

 

Dさんへの優しいアドバイス:

  1. 「行動力」の矛先を「現実」に向けてみる: Dさんの行動力は素晴らしい強みです。そのエネルギーを、占い師の言葉や相性診断ではなく、具体的な婚活のアクションに向けてみませんか?その方が、ずっと早く理想の結婚に近づけます。
  2. 「29歳でお金持ちと結婚する」という固定観念を手放す: 占いはあくまで参考の一つ。それに囚われすぎると、本当に大切な出会いを見過ごしてしまう可能性があります。固定観念を手放し、もっと広い視野で男性と向き合ってみましょう。お金持ちかどうかよりも、あなたと心が通じ合う相手の方が、ずっと幸せな結婚生活を送れるはずです。
  3. 「相性」よりも「現実のコミュニケーション」を大切に: どんなに相性が良くても、実際に会って話さなければ何も始まりません。占い師に聞く前に、「実際に会って、お相手とどんな会話ができるか」「一緒にいて心地よいか」を重視してみましょう。
  4. 婚活の「基本のキ」を理解する:
    ・自己分析:どんな相手と、どんな結婚生活を送りたいのかを具体的に考える。
    ・出会いの場選び: あなたに合った婚活サービス(マッチングアプリ、結婚相談所、婚活パーティーなど)を選ぶ。
    ・行動計画: 実際に会うための具体的なスケジュールを立てる。
    ・振り返り: 出会った相手との経験を振り返り、次へと活かす。

    の基本的な流れを知ることで、何をすべきかが明確になります。
  5. 「縁結び」は「自ら掴むもの」と捉える: 神社巡りやお守りは心の支えになりますが、それだけでご縁が降ってくるわけではありません。ご縁は、Dさん自身が積極的に行動することで、初めて巡ってくるものです。そのための努力を、ぜひ始めてみましょう。
  6. 婚活のプロの力を借りる: 結婚相談所のカウンセラーは、Dさんのような「何をすべきか分からない」という方に対して、具体的な婚活のステップや、Dさんに合った戦略を提案してくれます。あなたの行動力を、確実に結婚へと結びつけるためのサポート役として、プロの力を借りてみるのも有効です。

あなたの婚活を優しく後押しする、それぞれの対処法

いかがでしたでしょうか?

「結婚したい」という願いを持ちながらも、なかなか行動できない背景には、一人ひとり異なる心の動きがあります。
特に繊細な方の場合は、その感情に丁寧に向き合うことで、よりスムーズに、そして安心して婚活を進められるはずです。

今回のケースを通じてご紹介した「行動できない」原因別の対処法を、もう一度、あなたの心に寄り添う言葉でまとめてみました。

 

もう失敗したくないあなたへ:
過去の失敗を振り返ることは、とても勇気がいることかもしれません。
ですが、その経験は決して無駄ではありません。過去の出来事から「できたこと」や「得たもの」を優しく見つけ出し、自分自身の成長として受け止めることで、未来への不安は少しずつ和らいでいくでしょう。

 

今の自分ではダメとおもっているあなたへ:
「完璧でなければ」という思いは、時にあなたを苦しめてしまうかもしれません。
​完璧を目指すのではなく、「最善を尽くす」という心持ちで、今できること、今ある魅力に目を向けてみませんか。
自分自身に優しくなることが、婚活の第一歩です。

 

現実を直視する勇気がでないあなたへ:
「なんとかなる」という言葉の裏には、もしかしたら現実から目を背けたい気持ちが隠れているのかもしれません。
婚活以外の活動に熱中することは素晴らしいことですが、心の奥底にあるプレッシャーや不安の原因を優しく言語化し、紙に書き出してみることで、本当に向き合うべきことが見えてくるでしょう。

 

何もしていないわけではないけど、上手くいかないあなたへ:
たくさんの情報や選択肢に戸惑い、何から手をつけていいか分からない気持ち、よくわかります。
そんな時は、漠然とした不安を一旦脇に置き、「最初の第一歩」を具体的に、そして「これならできる」と思えるくらいにハードルを下げてみましょう。
小さな一歩でも、それは確実に未来へと繋がる道です。

 

婚活は、自分と向き合い、自分を大切にするプロセスでもあります。
それぞれの悩みに合わせたアプローチで、あなたのペースで、あなたらしく、幸せな未来へと進んでいけるよう応援しています。

このブログが、あなたの婚活の優しい後押しになれば幸いです。もし、さらに詳しく聞きたいことや、心に響くことがあれば、いつでもお声がけくださいね。

縁の庭-en no niwa-の特徴

縁の庭-en no niwa-代表の
中辻亜実です。
あなたの婚活を
心を込めてお手伝いします。​

「縁の庭-en no niwa-」は、あなたが安心して、ご縁を育んでいける結婚相談所です。

私は、婚活を「自己理解を深め、理想の未来を描くプロセス」と捉えています。

あなたの持つ隠れた魅力や本当の価値観を一緒に見つけ出し、最高のパートナーと巡り合うためのサポートをいたします。

カウンセラーでありプロ占い師でもある私の強みとして、運気の流れ、相性、そして具体的な開運アクションを鑑定し、一人ひとりに合わせた婚活戦略をご提案。

また、「どうしてもうまくいかない」と感じる根源にも、繊細な心に寄り添いながら、じっくりと向き合っていきます。

「まずは自分自身を慈しむことが、幸せへの第一歩。」

この信念のもと、会員様が自信を持って次のステージへ進めるよう、心を込めて伴走するのが「縁の庭-en no niwa-」のスタイルです。

私と一緒に、あなただけの幸せの形を創造していきましょう。

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